六本木ヒルズの森アーツセンターギャラリーで開催されている、こども展に行ってきました!
モネ、ルノワール、ルソー、マティス、ピカソといった巨匠たちが描いた子供達の肖像画を集めた展覧会で、全体の3分の2が日本初公開だそうです。
今回はその感想をお伝えします。
こども展の感想
会場内は撮影禁止なので、周りの様子をお伝えしますね。
日比谷線六本木駅の改札を出るとすぐに、こども展の広告が目に入ります。
手前がアンリ・ルソー【人形を抱く子ども】1904-5年頃、奥がルノワール【ジュリー・マネの肖像、あるいは猫を抱く子ども】1887年です。
改札の側で当日券を売っていましたので、前売り券を持っていない場合はこちらで購入しても良いかもしれません。
(もちろんギャラリーの入口でも購入できます。)
森アーツセンターギャラリーの入口です。
ゴー・ビトゥイーンズ展が同時開催されていました。
こちらもこどもがテーマみたいですね。
この日はどしゃぶりの雨だったので、かなりすいていてゆっくり見ることができました。
展覧会は以下の通り章ごとに構成されています。
- 序章
- 1章:家族
- 2章:模範的な子どもたち
- 3章:印象派
- 4章:ポスト印象派とナビ派
- 5章:フォーヴィスムとキュビスム
- 6章:20世紀のレアリスト
各章の肖像画は、大まかに年代順で並んでいます。
19世紀頃の写実的な肖像画と、現代のアーティスティックな絵を見比べてみるのも楽しいと思います。
個人的に圧巻だと思ったのは、アンリ・ジュール・ジャン・ジョフロワ【教室にて、子どもたちの学習】1889年と、レオナール・フジタ【フランスの48の富】1960-61年です。
前者は子供達が教室で学ぶ姿が生き生きと描かれており、集中している子やぼんやりしている子、友達にちょっかいを出している子…等々、ずっと見ていたくなるような作品です。
レオナール・フジタの方も楽しい作品で、フランスの特産品や建築物、イベントなどを48のカテゴリに分けて、それぞれに子供達が細かく描かれています。
この絵は展覧会でも人気だったようで、多くの人が魅入っていました。
こども展のカタログ
展覧会のもう一つの楽しみとしてグッズ販売がありますが、私はお目当てだったカタログを購入しました!
表紙が先ほどのアンリ・ルソーで、裏表紙が写真のルノワールとなっています。
美術関係のカタログは大きくて持ち運びが大変なものが多いですが、こちらはiPadと同じくらいのサイズでコンパクトです。
内容は展覧会に出品された87点全てのカラー写真と、詳細な解説が載っています。
解説を読んでいると、もう一度本物の絵を見に行きたくなります。
とある作品の説明で、「動き回る子供を描くのは大変だった」とあったのですが、やっぱりそうだよな~と思いました。
写真を撮るのですら大変なのに、絵にするなんて一体どうやったんでしょう…(^^;
でも日々成長する子供の姿を残しておきたいという親心は、いつの時代になっても変わらないのですね。
こども展の詳細については、こちらからご覧ください。
>>こども展 名画にみるこどもと画家の絆